平郁会には看護師として働きながら育児を行う看護師も多く在籍しています。
看護師・山岸と主任看護師菅原は育児をしながらナースとして働く”ママさんナース”です。

看護師を目指したきっかけもさまざま
個性あふれる平郁会の看護師

菅原さん

平郁会を選んだ理由は、面接をしたときにお話をした、ドクターの患者さまに向き合う姿勢を聞いたことです。『患者さまの価値観、人生観を大切にします』という理念にも共感し、入職しました。

山岸さん

多岐にわたる診断科の専門医が多いことも、大きな魅力です。皮膚科や眼科、精神科、神経内科のドクターがいます。高齢の患者さまは皮膚や目のトラブルも多いのでニーズも高い。患者さまのケアを専門医の指示で行うことができるので安心感があります。日勤・夜勤と業務分担もしっかりしているため、子どもがいるママさんナースも働きやすい環境です。

菅原さん

私と山岸さんもママさんナースです。2人とも土日祝日は完全にお休みをもらっています。勤務外で呼び出されたり、電話がかかってきたりすることもほとんどないので、休みの日は家族と過ごす時間をしっかり取れますよ。夜間もコールセンターがあるのでオンコールもありません。

山岸さん

子どもが風邪を引いたときなど、急なお休みも対応してくれます。看護師が足りない場合は、平郁会の近隣クリニックから応援の看護師が来てくれる体制が整っているので、自分の家族と看護師の仕事、どちらも大切にできるんです。

菅原さん

急なお休みでも、みんなが嫌な顔ひとつせず『お互い様だよ!』って言ってくれるんです。すごく嬉しかったですね。私も他のナースがやむを得ずお休みするときは『お互い様!』って声をかけています。みんなで助け合い仕事ができる環境が整っていると思います。

ご家族から「ありがとう」と言っていただける看護を目指して

山岸さん

看護師としてケアが難しい状況もあります。例えば褥瘡ができてしまった患者さまがいて、毎日、洗浄し清潔を保って、薬を塗ることが最適な処置だとしても、施設やご家族の事情で難しいこともある。

患者さまだけの理由ではなく、患者さまの周囲の環境も含め、看護師として何ができるのか? 考えなくてはいけないんです。自分の知見を広げ、より快適に過ごせるケアを提供することで、そのギャップを埋めていけたらと思っています。

菅原さん

私の担当している患者さまは施設に入居されている方々ですが、終末期を迎える方も多くいます。最期が老衰に近い形であっても、最期まで医療行為を望まれるご家族もいらっしゃいます。もちろん患者さま本人、そしてご家族と話し合い、どうケアしていくか決めていますが、最期、苦しむ形になってしまう患者さまもゼロではないんです。

そのとき、私にもっとできることがあったのではないか? もっとご家族の心を開くことができていたたら……と葛藤を覚えます。

山岸さん

菅原さんの言うとおり “本当によかったのかな?” と自問自答することもあります。

菅原さん

看取った患者さまのことを思い出すと、少し涙が出そうになるんです。私たち看護師も担当している患者さまの最期は、寂しい、悲しい気持ちがあります。でも以前、あるご家族から『皆さんがいたから、最期の時間をゆっくり過ごせました。ありがとうございました』っておっしゃっていただいて……。そのときに、この仕事をしていてよかったと心から感じました。

看取ることは悲しいことですが、その先に『ありがとう』がある。いつもご家族が心からそう思っていただけるケアを提供したいと思っています。患者さまの人生に寄り添う仕事なので、看取りの形はご家族の数だけある。患者さまとご家族の想いに最期まで耳を傾けて、願いを叶えられるようケアすることが私たちの仕事なので。

山岸さん

本当に、ご家族からいただく『ありがとう』のことばが大きいです。 患者さまとご家族に寄り添ってきたことが間違っていなかったと思えます。

“人が好き”な看護師に挑戦してほしい
苦しいこともあるけれど、それ以上にやりがいのある仕事

菅原さん

訪問診療は患者さまとの距離がとても近いので、患者さまとご家族を大切にできる看護師に向いていると思います。ちょっとケアが大変なときも、患者さまが快適に療養するために頑張ろうって思うナースにとって、やりがいがある仕事だと思います。

看護師としては、今後、終末期のケアをもっと勉強していきたいです。さらに専門的な知識を増やし、患者さまとご家族のお手伝いができたらと思っています。

山岸さん

あと、相手の立場に立って物事を考えられる人がいいですね。心から看護の仕事が好きな看護師にとってやりがいある仕事だと思います。以前、看護師の仕事を離れていたこともあったのですが、看護師として患者さまから言われる『ありがとう』に勝るやりがいって感じられなかった。

患者さまの人生に看護師が携わるのは僅かな時間ですが、こんなに誰かの人生に濃密に携われる仕事ってなかなかないと思うんです。私は看護師の仕事が自分の生きがいなので、できるならば70歳まで、現役のナースでいたい!

菅原さん

そう、訪問診療の看護師は悲しいことばかりじゃない、やりがいのある仕事です。ぜひ興味があるナースは挑戦してみてほしいと思います。

山岸さん

“人が好き”な看護師に向いている仕事です。訪問診療は看護師が一人で訪問するクリニックもありますが、平郁会はメディカルサポーターと一緒に患者さまの自宅へ訪問します。もちろん、ケアで悩むことがあれば、看護師同士、相談できる環境もあるので、安心して訪問できるんです。

菅原さん

もちろん苦しいこともありますが、それに負けないくらい患者さまと過ごす時間に喜びがあります。たくさんのナースと一緒に患者さま、ご家族の笑顔を増やしていきたいです。

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