平郁会通信

「コロナ禍における在宅医療についてのアンケート調査」について

2021.12.30

コラム

「コロナ禍における在宅医療についてのアンケート調査」 情報公開文書


患者さん、ご家族へ

当院では、表題の臨床研究を計画しております。

【本研究を計画した背景・目的】
2020年2月14日に札幌市で初めて新型コロナウイルス感染症症例が確認された後、以降感染は第5波まで拡大しました。新型コロナウイルス感染症の蔓延は、日常生活のみならず医療体制にも大きな影響を与え、患者さんが最期をどこで迎えるかという点については、とりわけコロナ禍が大きな影響を及ぼしていると予想されます。
ご遺族を対象としたアンケート調査を行うことで、コロナ禍が在宅看取りにどのような影響を及ぼしたかについて検討することを、本研究の目的とします。

【研究の対象・方法】
この研究は、札幌在宅クリニックそよ風で2020年4月1日~2021年9月30日までの期間に訪問診療を受けたことのある患者さんの診療情報(カルテ情報)を対象にします。
該当期間中に在宅看取りをご経験されたご遺族の方々に調査票によるアンケート調査を行い、コロナ禍が在宅看取りにどのような影響を及ぼしたかについて検討します。

【研究実施期間】
承認日~2022年3月

【研究組織】
・研究代表者  札幌在宅クリニック そよ風 飯田 智哉
・研究責任者  札幌在宅クリニック そよ風 飯田 智哉
・研究分担者  札幌在宅クリニック そよ風 伊藤 和、岡村 直香、飯田 道夫、吉崎 秀夫

【倫理委員会の承認】
本研究は、札幌在宅クリニックそよ風倫理審査委員会の審査・承認を得ています。

【研究に伴う利益とリスク】
本研究は、診療情報のみ使用して行われますので、新たに発生する患者さんへのご負担はありません。また、患者さんへの診療上の直接の利益もありません。

【研究費と謝礼】
本研究は、クリニックの研究費を使用して行われます。患者さんへの謝礼はありません。

【情報公開と研究発表】
本研究の情報は、ホームページで公開します。研究成果は学会や学術雑誌で発表されることがありますが、その際は、患者さんを特定できる情報は削除して発表されます。

【個人情報保護】
この研究に利用する患者さんの情報に関しては、お名前、住所など、患者様個人を特定できる情報は削除し、新たに研究用の番号をつけて使用・管理します。
パソコン上のデータ保管は電子カルテに準じた保管を行い、紙媒体の情報等は、各クリニック医局内の特定のキャビネットに施錠した状態で保管します。
研究で使用するデータ・情報は可能な限り長期間保管し、少なくとも、研究の終了について報告された日から5年が経過した日までの期間、適切に保管します。
廃棄する際は、パソコン上のデータは消去、紙媒体の情報等はシュレッダーを用いて、再現不能な形式にして廃棄します。

【情報利用の拒否を希望する場合】
患者さん又はその代理人の方は、研究に診療情報が利用されることを拒否することができます。この研究に診療情報を使わないことを希望される場合、下記の「問い合わせ先」までご連絡ください。情報利用を拒否されても、今後の診療で不利益を受けることはありません。

【問い合わせ先・連絡先・相談窓口】
札幌在宅クリニックそよ風 担当医師 飯田 智哉
北海道札幌市清田区北野6条5丁目11番21号
電話:011-888-0808、FAX:011-888-0888

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